2025 年秋に昔のプリント写真を
デジタル化したので、写真サイズを
大きくし枚数も大幅に追加しました。
また文章も追記しています。
( 2026 年 04 月 )
会社で普段山歩き等しない
Dohi ちゃんが、ちょっと山歩きに
興味を持ったようなので、
今年も紅葉目指して涸沢へ行く
ついでに一緒に行くことになった。
Iwai さんも一緒になって 3 人で
前夜発涸沢への山歩きに決定。
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1999 - 10 - 01 ( 金 ) |
新宿 松本 |
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1999 - 10 - 02 ( 土 ) |
松本 上高地 横尾 涸沢 |
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1999 - 10 - 03 ( 日 ) |
涸沢 北穂高岳 涸沢( 南稜コース往復 ) |
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1999 - 10 - 04 ( 月 ) |
涸沢 屏風ノ耳 パノラマコース 徳沢 上高地 松本 新宿 千葉 |
Iwai さんは中部方面から
松本で合流予定なので、
私と Dohi ちゃんは
新宿で待ち合わせ。
駅のホームで電車待ちで並んで
いる時から怪しい感じだったけど、
案の定、前に並んでいた
おばさんと険悪な雰囲気に・・・
Dohi ちゃんと一緒になって
電車に乗ってからも、
そのおばさんと殆ど喧嘩状態。
やたら怒った記憶があるけど、
原因はよく分からん。
上の網棚に荷物を置こうとすると、
自分の場所でもないのに、置くな!
とか訳の分からんことを言うババア。
おまえは網棚の
指定券でも持っとんのか!!
砂掛けババアは甲府辺りで
いつのまにか姿をくらましていた。
松本駅のホームで
Iwai さんと無事合流。
多くの人が松本電鉄のホームへ
向かい、私達も同じように進む。
私達はそこで松本電鉄には乗らず、
ホームを進んで一番先にある
改札から外へ出て、
客待ちしているタクシーに乗る。
実は密かな穴場で、
5 人の割り勘で一人 3000 円で
上高地 BT まで運んでくれる。
乗り換えが無い上に
着く時間も早いし、ハイシーズン
ならだいたい相乗り客はいる。
松本電鉄とアルピコバスを
乗り継いでも 2500 円だから、
乗り換えが無く早く着くなら
絶対タクシー利用を選ぶ。
地震で釜トンネルが崩れた関係で、
交通機関が通れる時間に制約が
あるという話をタクシーの運ちゃんが
してくれたけど、帰りの通行時間が
13 時の次が 17 時なのはきつい。
途中でトイレ休憩を挟んで、
上高地 BT に到着。
まだ早朝なのでこちらには
陽が当たってないけど、
穂高連峰はもう明るい。
BT 前で準備をしていると、
見覚えのある気がするな〜 と
いう人が目に入る。
前に一度 N さんのハイキングの
企画で一緒になったことがある
Hayano さんではと思ったので、
声を掛けたらやはり当っていた。
聞いたら一人で涸沢へ行くと
いうので、一緒に行くことに。
朝から少し曇り気味だけど、
河童橋は定番の写真スポット。
当然、記念撮影するけど、
時間が早くてまだ陽が当ってない。
陽が当たってきたら
きっと美しい眺めよね〜 (^^)
上高地から歩き出したけど、
私以外は皆さん荷物が軽そう・・・
Hayano さんはもともと小屋泊の
予定で、私は自分の山岳テントに、
Iwai さんと Dohi ちゃんは
レジャーテントに寝る予定。
気象条件が平地よりも厳しい
山岳地でレジャーテントを使うのは
御法度だと思うけど、深く考えて
なかったようで、後でえらい目に
遭うとはこの時は誰も想像せず・・・
現地で知り合いを見つけるのも
珍しいと思うけど、この時はそれだけ
ではなく、同じ上高地 BT 前で
見たことのある別の人を
もう一人見つけていた。
見たことがあるといっても、
生ではなくて雑誌の紙面上の話。
それは前年に発売されていた
ヤマケイ JOY の雑誌に
出ていた 安永百合佳 さん。
なんか似ているなぁ とは思って
いたんだけど、その時は特に
眺めただけで声も掛けず・・・
これはナナカマドかな?
緑の葉っぱも反射光にすると、
眩しくて良い感じ。
明神〜徳沢と平坦なので、
梓川に沿ってどんどん歩いて行く。
コラコラ君達、待たんかい!
私はテント泊の荷物だから
重いっちゅうーに。
皆、他人のことは
あまり考えないらしい。
Dohi ちゃんもテント担いで
いるけど、重いからということで
何故か食料や水等の重い物は、
全部私が持たされていた。
おいおい、なんでやねん!
明神岳も綺麗に見えてる。
徳沢に着くと、赤い屋根が目印の
氷壁の宿 徳澤園 が見えてきた。
※
この宿は徳沢園だと思って
いたけど、徳澤園なのね。
徳澤園の前の緑のエリアは
テント泊すると気持ち良さそうね。
秋の行楽日和の土曜日だから
徳澤園の前もかなり人が多い。
徳澤園の前で休憩したので、
皆さんで記念写真♪
徳澤園の横を流れている
沢の水もかなり綺麗。
休憩を終えて、再び歩き出す。
新村橋まで来た。
朝から雲が多かったものの、
新村橋に来る頃には
すっかり快晴の青空ね〜♪
屏風の上には半月が。
明神〜徳沢〜横尾 と景色が
変わる頃には、信じられない程の
青い空になっている〜\(^o^)/
早朝バスに乗る前に
まだ沢渡に居た時は
上空を分厚い雲が覆っていて、
とても青空なんて想像出来ない
空模様だったけど、ポツンと一部だけ
雲が無くて青い部分が見えていた。
Dohi ちゃんが、今日は天気が
悪いのかなと言うけど、横尾に
着く頃には晴れてると思うよ って、
何故か答えてたんだよねぇ。
見事に的中したよ〜 (^^)/
秋の晴天は清々しくて良いねぇ。
昨年この辺を歩いていた時は
小雨だったから、尚更嬉しい〜
しばらく歩くと横尾山荘が
見えてきたので、ここで昼飯。
横尾大橋の工事をやっていて
カラーコーンが沢山並んでいる。
秋の土曜日で人も多いので
場所をどうしようかと思っていると、
上高地 BT で見かけた
安永さん達をまたもや発見。
折角なので一緒に
記念写真を撮って貰った。
ヤマケイに出ていたモデルさん
ですよね〜? と言ったら、
そうだけどあれは前年に撮影した
ものなので 2 年前の記事だそうだ。
雑誌で見るよりも小さい印象ね。
仕事で取材かなと思ったので、
隣の人にマネージャーさんですか?
と聞いたら、単なる友達で今日は
プライベート山行ということだった。
行き先は同じく涸沢。
横尾が槍ヶ岳方面と
奥穂・涸沢方面の分岐点。
その後、場所を見つけて店を広げる。
真面目に準備が始まったので
大休憩になりそうね〜
横尾での休憩が 12 時台
だったので、少し遅めな感じも・・・
結局、横尾を出たのは 13 時頃かな。
横尾大橋を渡って少し行くと、
まともな山道に変わってくる。
左側には屏風岩が見えてくるよ。
しばらくすると本格的な
樹林帯の中を歩くようになる。
横尾を出て山道に入ってからも、
3 人は歩くのが速い。
だから、私は荷物が重いってば−
本谷橋付近まで来ると、
すっかり谷筋って雰囲気。
休憩ポイントの本谷橋へ来ると、
やっぱり人が多い・・・ まあ当然。
皆さんと同じように
私達もしばらく休憩することに。
飲むのはどうかと思うけど、
水は綺麗だねぇ〜
本谷橋から先は、
まともな山道になるよ。
向こうの方に涸沢カールの
一部が僅かに見えてきた。
更に登って行くと、
カールがもっと見えてくるけど、
空はすっかり白くなってしまった。
S ガレ付近まで来ると
涸沢槍も見えてくるけど、
もう結構疲れていたよ〜
テント泊の荷物は重いんだよ−!
時間も経ってるし
道も穏やかじゃないから、
歩く速度は結構遅め。
振り返ると、後ろの方は
陽が差して明るい感じ。
昨年初めて涸沢に来た時は、
この辺で小雨だったし寝不足だし
本格的な登山デビューの年で
まだ歩き慣れてなかったせいか、
この辺で死にそうになってしまって
座り込んでしまった。 (;´Д`)
ここで寝てしまったら、死ぬんじゃ
ないかって本当に思ったよ。
目の前の丘の上に
鯉のぼりが見えるから、
そこが涸沢ヒュッテね〜♪
あと少し〜〜〜
ようやくテント場のエリアに入ったけど、
行楽の土曜日だから、かなり一杯。
到着が 15:40 じゃ遅いよねぇ。
場所を探すのも苦労したけど、
何とか設営して一段落。
設営時の手抜きはマズいのに
そこは B 型の Dohi ちゃん、
適当にやって
早くビール飲もうよ、だって。
自分のテントは私がきちんと
設営したけど、Dohi ちゃんの
テントは手抜きだったらしく、
後で大変な状態を招くとは・・・
テント場の東側に緑のテントが
多いのは、レンタル用のテント。
混雑期じゃなければ借りる手も
あるけど、今日のような大混雑の
日はもう借りられないだろうね。
テントの設営が一段落したので、
皆さんでビールを呑みに
涸沢ヒュッテのテラスへ♪
やっとビールとおでんの時間だぁ−!
涸沢ヒュッテのおでんは名物で、
早い時間から漬け込んであるから
味が染み込んでいて旨いのよ。
でもおでんやビールを呑み食い
していると、すぐ暗くなってしまう。
到着時間が遅かったからね〜
しかも秋だし。
そのうち風も強くなって
再び小雨がパラついてきた。
テント泊の荷物でくたびれてたので、
私は少し早めにテントに戻る。
Dohi ちゃんのテントは 3 人用だから
そこに男 3 人が寝ることにして、
Hayano さんが私のテント。
小屋代が浮いたねぇ〜 (^o^)
1 時間程した頃か、
二人もテントに戻って来て
そのまま皆さんすんなり
寝る予定だったけど・・・
Iwai さんもテント泊予定だった
からシュラフは持参だったけど、
Hayano さんにレンタルした為、
本人はシュラフ無しで寝る様子。
タフだなぁ〜 大丈夫だろうか?
寝ていても、外は結構風雨が
強いようで、テントが顔まで
垂れ下がってきて眠れない。
しょうがないので、
下敷きの銀マットを自分の上に
持ってくるという応急処置。
それにテントから雨水が
ポタポタと滴り落ちてくるので、
シュラフ付近も結構濡れてきてる。
昨年買ったシュラフは定価で
5 万以上もするものだったので、
自分は濡れても良いからシュラフ
だけは絶対に濡らしたくなかった。
ゴアのシュラフカバーを併用していて
本当に助かったと感じる状況だ。
まあ自分の山岳用テントなら
元々こんな状況にはなってないけど。
どれくらいウトウトしたが分からないけど、
横で Dohi ちゃんが何やら騒いでる。
起きて!起きて! って何だろうと
思ったら、外が見えるよ− って・・・
外??? 何のこっちゃ?
起きて話を聞いたら、このテントは
外側にフライシートを被せて
あったらしいけど、強風でフライ
シートが飛んでしまったらしい。
自分の山岳用テントなら、
フライシートが飛ぶことはまずないし、
仮にフライシートが飛んだとしても
本体には殆ど影響は無い。
しかしこのテントは本体に窓があって
その部分は単なるメッシュだけだから、
フライシートが無くなると
雨が入ってきてしまう。
だから私達はテントの中にいるのに、
雨に降られている状態だった。
Dohi ちゃんは、どうするどうする って
騒いでるけど、妙に可笑しかった。
死ぬことは無いだろうし、後で会社で
笑い話になることは分かってたから、
その場でゲラゲラ笑ってしまった。
( Dohi ちゃん、ごめん〜 )
とりあえず荷物にカバーを被せるけど
Dohi ちゃんはシュラフカバーが
無い為、シュラフがかなり濡れて
しまったようで寝られる
状況ではないみたい。
しかも外は暴風雨で
雷まで鳴ってるし〜〜
しょうがないので、涸沢ヒュッテに
緊急避難することにし、
寝具類と荷物だけ抱えて
暴風雨の中をヒュッテまで
猛ダッシュする羽目に。
時刻は午前 2 時半。
ヒュッテの土間には何人か避難
して来たような感じの人がいた。
板張りでは
シュラフで寝てる人もいる。
私と Dohi ちゃんは椅子で
ボーっとしていたと思うけど、
Iwai さんは板張りで寝ていた。
前夜の夜行電車移動で
寝てなかったのが
流石に答えていたみたい。
日中はとても良い天気だったのに、
予想外の涸沢の夜となった。
朝登山者が活動する頃になると、
私のテントで寝ていた
Hayano さんがやって来た。
お早うございま〜す と
爽やかそうに挨拶。
よく寝たみたいねぇ・・・
テントはどうだったか聞くと、
少し底に水が浸水したみたい
だったけど、問題無かったそうだ。
遅く着いたので良い場所が無くて
狭い場所にテントを張った為、
テントが浮く格好になってしまい、
テントの底に空間が出来てしまって
雨水が溜まって染みてきたようだ。
Dohi ちゃんがテント場へ行ったら
飛ばされたフライは行方不明で、
水を吸った重いテントだけを
回収して来たよ。
今日どうするか決めてなかったけど、
私は月曜日を休みにしてたから
涸沢にもう一泊することに。
Hayano さんは今日は
別の連れと横尾辺りで
落ち合うようで、Iwai さんと
Dohi ちゃんは下山予定。
その後ヒュッテの前で別れて、
私は自分のテントに戻る。
穂高連峰はガスに
巻かれて見えない。
することもないので、とりあえず
シュラフに潜ってお休み。
9 時半頃には雨も上がってきた。

ガスも取れて
穂高連峰が見えてきたよ。
曇りだけど、ずっとここに居ても
しょうがないので北穂へ行くことに。
北穂の南陵をしばらく
登って来て後ろを振り返ると、
涸沢ヒュッテが小さく見えるね。
左は前穂高岳。
左が奥穂高岳で、右が涸沢岳。
手掛かり足掛かりは良いけど、
勾配はなかなか急よ〜
高さが穂高岳山荘と
同じぐらいになってきた。
涸沢がだいぶ下になったね〜
屏風の向こうに、常念山脈の
南側の山並みが見える
ぐらいまで登って来た。
休憩を兼ねて、記念写真。
なかなかの急勾配、疲れる〜
でも穂高連峰の山並みと
高さが変わらなくてなってきた。
空は白いけど、
常念山脈も見えるね。
そのうちテント泊のおじさんと
一緒になって、しばらくお話。
今日は北穂に登った後、
穂高岳山荘まで行くそうだ。
三差路まで来た♪
遠くまで景色は見えるけど、
やはり曇りの日は綺麗じゃないよ。
途中に番号の書いてある広場があり、
どうやら北穂のテント場みたい。
番号で管理しているようだから、
勝手には張れないんだろう。
テント場の先の分岐を過ぎると、
山頂が見えてきた。
山頂に登ってみると、
北側の山並みが一望出来る。
山頂到着まで 02:30 ちょうどで、
地図時間の 3 時間より早かった。
槍ヶ岳もよく見えるけど、
青空じゃないのが惜しい。
晴れてたら良い眺めだろうね。
北穂の小屋は山頂直下に
へばり付くように建っているけど、
よくこんな場所に建てたなと思う。
中央は常念岳。
こちらは前穂高岳。
北穂高岳 3106 m
下の方にはテントを張ってる
涸沢が小さく見える。
北穂高小屋。
ここは食事が美味いらしいよ。
右奥には鹿島槍ヶ岳や
白馬岳が見えるね〜
常念岳の向こうは雲海。
登って来た涸沢の方向。
右端は笠ヶ岳。
北側の方へ行って改めて
北側の景色を眺めると
大切戸が見えるけど、
何だかスゲ−なぁと思う。
こんな所を歩く人もいるんだねぇ。
中央左寄りは、黒部五郎岳。
屏風岩の向こう側は、
霞沢岳とかじゃないかな。
雲が増えてきてサンドイッチ型に。
サンドイッチ型なら、天気は下り坂か・・・
明日は真面目に雨なんだろうか?
まあ仕方ないねぇ。
今日は降らないで欲しいけど。
右側は前穂高岳だけど、
左奥は南アルプスかな?
ここから奥穂高岳へは涸沢岳を
経由するけど、なかなか険しそう。
山頂に戻って来た。
たまにはパノラマで記念写真。
結構写真も撮ったし、
そろそろ下山するか〜
テントに荷物を置いていて
軽い荷物だから、やっぱり楽。
そうは言っても急勾配だけど。
下に見えていた涸沢が
小さかったのに、
どんどん大きくなってくる。
写真は中望遠だから、
肉眼ではもう少し小さい。
今年の紅葉はくすんでいて駄目ね。
天気のせいもあるけど、
色がそもそも駄目みたい。
降りの途中で別のおじさんと
一緒になり、ぴったり後に
付かれたので先にと譲ると、
私のペースがちょうど良いから
先を歩いてくれって・・・
ぴったり付かれると落ち着かんよ。
ようやく涸沢まで降りて来たけど、
地図時間の降り 01:40 は
ちょっと違うような気がする・・
涸沢小屋のテラスに寄り道。
ここのソフトクリームは
美味いことで有名らしいけど、
寒いので今日は止めよう。
日曜の夕方だから、昨日より
テントの数がだいぶ少ない。
テントに戻って、
ぼちぼち夕食の準備。
テント泊で一人の時は
周囲に人が少ない方が良い。
食事の時は周囲が賑やかだと
ちょっと寂しいものがあるかも。
夜になると、
少し天気が良くなったみたい。
パノラマ売店も人が少ないねぇ。
テントでシュラフに潜っていたら、
団体の方から、星が綺麗〜 と
いう声が聞こえてきたので、
外を覗くと月明かりが綺麗な
星空に変わっていた。
写真は露出を上げて撮ってるから
だいぶ明るく写ってるけど、
肉眼ではだいぶ暗かった筈。
惜しいねぇ〜
Dohi ちゃんはいつも綺麗な
星空が見たいと言っていたのに。
だから月曜を休みにすれば良いのに
とは言ってたんだけど、まあ仕事の
都合もあるから、しょうがないか。
しばらくすると周囲も静かになり、
シーンとした静けさだけが残る。
ヒンヤリした空気の中で、
月明かりだけが煌々と照らし
出される光景は何とも言えない
幻想的な空間で、仕事を 1 日
休んでも遥かにこちらの方が
価値がある、と思える時間だった。
テントに入ってもしばらく入り口を
全開にしたままシュラフに潜る。
頭が入り口側なので、
仰向けになると月明かりの
夜空が目に飛び込んでくる。
こんな贅沢な時間は
下界では殆ど味わうことは
出来ないなぁ〜 と思いながら、
非日常の山の夜は更けていった。
目が覚めるともう朝のようなので、
ちょっと外に出てみよう。
外はもう明るくなっていて、ボチボチ
活動を始めている人達もいるよ。
3000 m 級の稜線も
綺麗に見えているね。
もうしばらくすると、
太陽が顔を出しそうだ。
そろそろモルゲンロートになりそう
なので、カメラを準備するかぁ〜
穂高連峰に陽が当たり始めた。
モルゲンロートは少し曇って
いる方が、綺麗なピンクに染まる。
天気が良過ぎると
ピンクが薄くなってしまう。
陽が昇り出すと
青空が広がってきた。
今日は良い天気が
期待出来そうねぇ〜 (^^)/
今日は下山だけで
急がないから、のんびり朝食。
折角青空が広がったので、
しばらく山の写真を撮ることに。
この絵は涸沢の定番ね。
昨日登った来た穂高岳も
今日なら青空だったか〜〜
常念山脈も見えてるね。
こっちはレンタルテントが多いエリア。
奥穂高岳も綺麗に見えてる。
涸沢ヒュッテの前で記念写真。
今日は月曜日だから、
テントの数も少ないね。
徐々に上空に雲が広がってきた。
雲の写真を撮るのも好きだけど、
天気が曇りになるのは困るなぁ。
今日は晴れじゃなかったのか・・・
テントを撤収してボチボチ下山。
帰りは歩いたことのない
パノラマコースで降ってみよう。
パノラマコースに入ると、
しばらく高低差は無いみたい。
左前方には一昨日歩いて
来た谷筋のルートが見える。
東側には槍ヶ岳の穂先が
ポツンと少しだけ見えてるね。
谷筋の少し右側に夏道。
雪がある時期は谷筋が冬道ルート。
ヒュッテを出てしばらくは
平行に歩いて行くけど、
狭いし崖っぽい部分も
多くて結構歩き難いよ。
槍ヶ岳は結構ずっと見えてる。
面倒な区間にはちゃんと
ロープも張ってあるね。
ちょっと開けた感じ。
向こうに見えるのは梓川では?
上空の雲は取れてくるのかな・・・
青空は出てきてる感じはするけど。
登山道が稜線っぽい感じになった。
稜線にも紅葉は多いけど、
くすんでいてあまり綺麗じゃない。
今年はやっぱり不作なんだね。
晴れて陽が差していたら
もう少し綺麗に見えたかな?
この辺りから涸沢カールを
眺めると、穂高連峰の斜面が
とんでもなく急なのが分かる。
あんな急な所を
よく登ったよなぁ〜 と思う。
途中でザックが沢山置いてあり、
皆さんそこから屏風岩へ
空身で登ってるみたい。
自分も登ってみると、
結構歩き難い道じゃないか〜
空身ならそう大変じゃないけどね。
屏風の耳からは、涸沢や
穂高連峰が綺麗に見えるし、
槍ヶ岳方面や横尾も見える♪
夏なら緑で穂高連峰が
綺麗だっただろうな〜
涸沢は本来紅葉が綺麗な
場所だけど、今年はイマイチね。
涸沢へ普通に横尾から来ると
ずっと谷筋だから、遠景は殆ど
見えないけど、このコースは
かなり遠景が見えるから良いね。
空が青かったら、
良い眺めだっただろうと思う。
この場所はわりと狭くて
岩もゴロゴロしているから、
セルフで記念写真を撮る為に
三脚を立てるのがちょっと大変。
上手く写ると良いけど・・・
実際に撮った写真を見ると、
やっぱりちょっとイマイチな
感じの写真だった。 (^_^;)
すぐ下には涸沢への S ガレ。
一昨日はあそこを登って来た。
中央に見えるのが、
涸沢から歩いて来たパノラマコース。
本線に戻ろう。
下の方に横尾山荘が見える。
来た道を降り、屏風のコルへ戻る。
すれ違う人は少ないけど、
こっちのルートは皆さん
あまり来ないのかな?
ここから徳沢方面へは
南側の道を降る。
朝に比べると、
だいぶ陽が射すようになった。
道はわりと狭くて
小さなアップダウンが多い。
テント泊の荷物だったので、
段差の大きい所を降ろうとして
前足を出そうとすると、
前につんのめりそうになってしまう。
前後には殆ど人がいなくて
静かというより、少し寂しい感じも。
急に天気が良くなって暑くなってきた。
透過光の葉はやっぱり
背景が青空の方が良いね〜
涸れてるけど、沢なのかな?
いや− 素晴らしい青空・・・
昨日欲しかった。 (;´Д`)
しばらく日陰の区間だけど、
まあ暑くなくて良いかも。
結構降りて来たかな・・・
あまり景色も見えず、
黙々と樹林帯の中を歩く。
写真撮るものも、殆ど無い。
極たま〜にこのコースを登って来る
人がいるけど、結構大変だろうね。
沢に出ると再び上空が開けるけど、
快晴なんだなぁ〜 と改めて思う。
下に見えている梓川が
近くなってきた〜♪
ちょっと休憩〜
沢だけど枯れていて水は無い。
時計を見ると、
ちょうど会社は昼休みの時間。
Dohi ちゃんも、あと1日延ばして
いれば良かったのにねぇ〜 と思う。
この辺から上へ行くと
奥又白池へ行けるらしいけど、
入り口は見当たらない。
まあ降るから関係無いけど。
※
この記録を改編している
2026 年の今なら、GPS で
電子地図上に自分の現在地を
表示出来るから、不明な場所も
すぐに分かるけど、この頃はまだ
紙の地図しか無かったしね。
便利な時代になったと思うよ。
暑いし少し疲れたので、
休憩して青空と記念写真。
※
この時着ている山吹色の
槍ヶ岳のシャツは
今でもまだ着てるよ。 (^^)
左手のプロトレックの腕時計も
今月まで使っていたけど、
電池交換したら時刻合わせの
ボタンが機能しなくなり、
修理が難しいだろうということで、
先週新しいプロトレックを購入。
30 年程働いたんだから、
まあお疲れ様〜 って感じよねぇ。
標高がだいぶ梓川に
近くなってきたよ〜 (^^)
ちょうどこの辺りは、井上靖の小説
『 氷壁 』 の舞台になったところ。
本は読んだけど、映画も見てみたい。
40 年程前の映画だけど、
今あるのかな・・・
祈念の碑があるらしく、降りながら
探したけど、見つけきれなかった。
そのうち堰堤らしきものがあって
道が林道っぽくなった。
完全に車の走れる林道を進むと、
いつもは対岸からしか見ない
新村橋に到着する。
もうすぐ徳沢だぁ〜
新村橋の上から梓川を見ると、
水が綺麗よねぇ。
初日と最終日は
良い天気だったなぁ。
中日がこの天気なら、北穂高岳
からの眺めが綺麗だったのに・・・
まあしょうがないか。
木漏れ日の中を上高地へ歩く。
平日なので人はかなり少ないね。
まして午後の時間帯だから、
こちらへ向かって来る人も
あまりいない。
少しはすれ違う人もいるけど、
横尾か槍沢止まりだろうな。
徳澤園まで戻って来た。
徳澤園の前のテント場も
平日だからか、ガラガラね。
梓川の向こうに明神岳。
次の明神へ。
最後の休憩場所の明神に着くと、
ここは観光ルートなこともあって
それなりに人が多い。
さぁ次は最後の上高地だ〜
小梨平のキャンプ場を抜けると、
河童橋はもう目の前。
遂に河童橋に戻って来た〜♪
河童橋付近も月曜日の為か、
あまり混雑感は無いね。
山沿いには少し雲が掛かって
いるけど、まあ良い天気よね。
梓川の水はどこで眺めても
やっぱり美しいよ。
あれ・・・ 山沿いは
雲に隠れちゃったよ〜
BT へ向かいながら、
バスとタクシー、どうしようか考える。
自分は松本までタクシーで
相乗りの方が良いけど、
乗る人がいるかなぁ・・・
待ってる客がいなかったので、
しばらく待ってみる。
結局 1 時間程待っても
客が集まりそうにないので、
松本行きのバスで帰ることに。
※
当時の記録で明確に松本行きの
バスと書いていたから、バスで移動
したと思うんだけど、そうすると上の
画像は・・・? と思ってしまう。
如何にもタクシーが止まった時に
降りて撮ったのかと思ってしまうけど・・・
バスだとしたら、どうやって
撮ったんだろうと思ってしまう。
今となってはよく分からん。
松本からは特急あずさで帰京。
ビールが呑めるのは良いけど、
一人だと面白くもなくつまらない。
後日、会社でテント泊の
緊急避難が当然笑い話に。
日曜の午後は BT が長蛇の
列になっていて驚いたそうだ。
そうだろうね、秋の週末の上高地は
大混雑だから、出来るものなら
週末は避けた方が無難。
Dohi ちゃんは雨で悔しがって
いたけど、自然相手は仕方ない。
まあ何回か行けば
晴天にも当るだろうけどね。
今回は曇ってはいたものの、
北穂の山頂から周囲の景色を
見ることが出来たから良しとしよう。
また晴れた日に来て、綺麗な
景色が見られると良いなと思う。