2002/11

丹沢

檜洞丸・蛭ヶ岳

2025 年秋に昔のプリント写真を
デジタル化したので、写真サイズを
大きくし枚数も大幅に追加しました。
文章も少し追記しています。
( 2026 年 05 月 )

暦もいよいよ霜月となり、今年も
登山終了の時期がやってきた。

今年の 11 月は例年に
比べてかなり気温が低く、
あちこちで雪の便りが届いている。

冬型の気圧配置で寒いものの、
太平洋側の住人にとっては
ほぼ毎日晴天が続くから有難い。

日本海側の人には
申し訳ない話ではあるけど。

2002 - 11 - 09
( 土 )
新松田
箒沢公園
石棚山
檜洞丸
青ヶ岳山荘泊
2002 - 11 - 10
( 日 )
青ヶ岳山荘
臼ヶ岳
蛭ヶ岳
姫次
藤野
千葉


2002 - 11 - 09 ( 土 )      快晴

今回は絶好の冬晴れに見舞われ、
久しぶりに 電車移動の登山。

電車で山に出掛けるのは、
何と 3 月の高水三山以来。

しかし家から新松田まで
行くのは非常に遠くて、
しかもそこから更にバス・・・

山の為に自宅で朝早起き
するのは随分久しぶりだけど、
自宅の早起きは辛いものがある。

日本アルプス等の山中で早起き
している時は、楽しいから全然
苦にならないけど、低山や自宅
での早起きは、どーも駄目だ〜

眠いなぁ〜 と思いながらも、
総武線、中央線、小田急線と、
延々と 2 時間半も電車に乗り、
ようやく新松田に到着。

改札でダンディーさんと合流し、
すぐにバスに乗車した後、
1 時間程バスに揺られて、
やっと登山口の箒沢公園に到着。

バス停付近は土曜なのに、
殆ど車も通らず静かなものだ。


もうすぐ 11 時になる頃、
私達は歩き始めた。


山の上の方は
結構色付いてるみたい。


沢を離れるとダンディーさんが
腹が減ったということだったので、
しばらく登った付近の稜線の
ような所で昼飯にしたけど、
そこは風が強くてやや失敗だった。


辺りは色付き始めているけど、
まだ緑が多くて
秋というには少し物足りない。


しかし吹き付ける風は
なかなか冷たく、歩いてないと
かなり寒くなってしまう。


海風の影響からか
低めの雲がそこら中に沸いていて、
あまり良い天気ではない様子。

天気予報では晴天の予想
だったけど、山の天気だからね。

それに天気予報でいう晴れは、
天空の中の雲の占める割合が
20 〜 80 % 程度をいうので、
庶民感覚ではどう見ても曇りだろ
というような雲だらけの天気でも、
雲量が 8 割以下なら晴れ。

もう少し庶民感覚に合わせたら
どうかと思うんだけどね。


この辺りではまだ緑が主流だけど、
中にはかなり良い色に紅葉して
いる葉もあって、随分綺麗な色に
なるんだなぁ と、びっくりしてしまう。


雲が取れて背景を青空に
出来ると、赤い紅葉がかなり
映えるね〜\(^o^)/

ここから板小屋沢ノ頭までは
比較的登りが続き、
登山道もあまり歩き易くもない。


お昼も過ぎて、そろそろ日帰りの
降りの人達と会うかなぁと思って
いたけど、全然人の気配無し・・・

全くもって静かな山歩きだ。


カレンダー的にもお天気的にも、
もっと人が多いと思ったんだけど。


先程までの緑や赤、黄色に
囲まれた周辺も、石棚山が近く
なると急に雰囲気が変わり、
葉が落ちた初冬の寒々しい
寂しい雰囲気になってしまう。


しばらく歩いただけで
こんなに雰囲気が変わると、
少し不思議な感じもするよ。


石棚山付近から先は比較的
穏やかな山歩きになり、
周りの雰囲気も穏やかな
初冬の低山ハイキングという
のんびりとした静かな感じ。

所々で野生の鹿も見掛けたよ。


先程までは北西の方に、
今にも雪が降ってきそうな
怪しい雲が掛かっていたけど、
今はそれも取れてきた。

ただ青空は出ているものの、
なんせ気温が低くて寒い!


テシロノ頭付近で
ちょっと休憩しようとしたけど、
ベンチとテーブルがあった所は
風がとても冷たかったので、
さっさと先へ進む。


この付近は随分登山道の
手入れがなされているようで、
綺麗な丸太の階段等が整備
されていて、何か遊歩道の
ような感じになっていた。


かなり天気も良くなってきて、
遠景の山並みも見えるね♪


よく整備された道を進むと、
やっとゴーラ沢方面からの
道に合流する。

ここから木道の道をしばらく歩くと、
ちょうど 1 年前にこの辺を歩いた
時に吹雪になってしまい、木道が
白くなっていたのを思い出す。


あの時もそこそこ寒かったけど、
今日も結構寒いよ。


ビール、ビール と言いながら、
檜洞丸山頂手前の最後の
登りを登ると、誰もいない
静かな山頂が待っていた。


檜洞丸 山頂  1600 m


林の間から斜めに差し込む
冬の柔らかい西日の中、
記念写真だけ撮ってさっさと
青ヶ岳山荘の方へ降りて行く。


青ヶ岳山荘に着くと、奥の方で
トイレの改築工事をやっている。

中に入ると、昨年と同じような
ゆったりした雰囲気が漂っていた。

一段落してからコタツに入って、
お酒&おつまみの時間に。

ビールの後、持って来た泡盛を
飲むつもりだったけど、水を持って
来るのを忘れてしまった為、
貰えたかなぁと思っていたら、
今年は急に冷え込んだ為に水が
凍り始めてしまって確保が難しく、
基本的に分けて貰えないとのこと。

なので、最初に貰ったお湯一杯の
分だけお湯割りを飲んで終わり。

まあ食事前だから、良いか〜

そのうち辺りもすっかり
暗くなって、夕食になった。


夕食は昨年同様、鍋だった。

鍋をおかわりして食べていたら
結構お腹一杯になってしまい、
後から雑炊になったお米の方は
殆ど食べることが出来なかった〜

ちょっと残念。


それにしても、コタツの中で
本物の炎が燃えていたので
何度か足が熱かったけど、
そういうのも今時良いもんだ。


夕食の後、
しばらくコタツでボケーッとしたり
昔の本を眺めたりしていたけど、
消灯の 21 時が近くなったので
私達も布団に潜ることにして、
2 階へ上がって床に就いた。

夜、天気が良さそうなので、
外に出て蛭ヶ岳や街の夜景、
星空を撮ってみた。


明日も良い天気が期待
出来そうね♪ \(^o^)/


2002 - 11 - 10 ( 日 )        快晴

明け方、まだ暗いうちから頭の
すぐ脇をバタバタと人がよく通る・・・
結構煩いな−

昨夜、最後の方に寝たから、
階段の目の前の場所に
なってしまったんだよねぇ。

中には人の顔にまともに
ライトの光軸を当てる奴もいる。

ええ加減にせんかいな。

外も明るくなってきてたので、
起きて外に出ると結構寒い。

でも天気は抜群の
晴天になりそうな気配。

しばらく景色を眺めていたら
そのうち朝日が顔を出して
きたけど、あっという間に
太陽は全て空へ出てしまった。

御来光を見ていると、
実は太陽の動きというのは、
結構速いというのが分かる。


すぐにカメラを取ってきて
東の空の写真を撮ったりして
いたけど、寒くて山荘に戻ると
もう朝食が始まるところだった。

朝食が済んで少し時間が
あったので、カメラと三脚を持って
檜洞丸の反対側の斜面へ
富士山の写真を撮りに行く。


1 年前ここに来た時に展望の
良い場所を把握していたので、
迷うこと無くさっさと反対斜面の
少し下った所まで行ったけど、
やたら風が強くて大変だった。


でもそこから見える富士山は
なかなか綺麗で良かった。


自分の中では富士山って
遠くにあるようなイメージだけど、
こうやって丹沢から大きく見えると、
割と近いのかなぁ と思ってしまう。


霜柱もビッシリね。


山荘に戻ってボチボチ
出発の準備をするか〜


7 時過ぎに山荘を後にすると、
いよいよ丹沢の核心部の
起伏の激しいコースだ。

とりあえずここのルートを歩けば、
丹沢は一通り歩いたことになると
思いながら、坂道を降って行く。


しかしのっけから激しく降るねぇ。

気温が低い為、まだ体が硬いまま
だからか、今ひとつ脚の動きも
ぎこちないような感じがする。

太陽が照っているから風さえ
無ければそんなに寒くはないけど、
風が吹いていると長袖無しでは
ちょっと寒い感じがする。


乗越付近は崩壊している
箇所もあるけど、
整備が行き届いていて
危険な感じは無い。


乗越を過ぎて臼ヶ岳へ
登っていると、周りに沢山
鹿が姿を現した。


丹沢には鹿が沢山いるらしい。

鹿の写真を撮ろうと粘ってたけど、
林の中にいて、なかなか上手く
撮れる位置に出てくれない。


また周囲の林と同じような色を
してるから、これまた分かり難い。

しばらく粘ってみたけど撮れそう
にないので、諦めてすぐ先の
臼ヶ岳山頂で休憩することに。


北東の方には蛭ヶ岳がすぐ
先に大きく顔を見せている。


休憩を終えると、
蛭ヶ岳方面へ向かう。


ここからしばらくは穏やかな
道を歩き、いよいよ蛭ヶ岳の
登りに差し掛かる。

本格的な登りはここが最後。


樹林帯を抜けてくると、
遠景が見えるようになってくる。


ゆっくり登って行くと、
見覚えのある広い山頂に出た。


雪を纏った富士山が美しい♪


向こうに見える雪を纏った
山並みは、南アルプスかな。


富士山を背景に記念写真。


蛭ヶ岳 山頂  1673 m


勿論、山頂標識とも記念写真。

人が少なく喉かな感じだけど、
陽射しの割には風が冷たくて
じっとしていると結構寒かった。


宮ヶ瀬ダムの向こうは東京の街並み。


昼食は姫次でということになり、
ちょっと写真を撮ってから
山頂を後にして降り始める。


前に来た時は普通の登山道
だったけど、いつの間にかすっかり
整備されて綺麗な丸太の
階段だらけになっていた。


ある程度降ると、穏やかで
柔らかい土の登山道を
のんびり歩くようになる。

周囲を見渡すと相変わらず、
初冬の陽だまりハイキングの
雰囲気が続く・・・


姫次が近付くにつれて
唐松の姿も見え始め、
秋に戻ったような雰囲気。

しばらく歩いて
原小屋平付近の広場へ来ると、
休憩してる人達が結構いる。

昼食中の人や昼寝してる人等・・・

ふと横を見ると、な〜んか
見たことのあるような背中が・・・


ちょっと横の方から覗くと、
その人もこちらを見た。

あ−、やっぱり〜〜
またまた YAMAcat さんだった。

ついこの前も槍ヶ岳へ行く時に、
槍沢ロッジで偶然会ったばかり
なのに、よく会うもんだなぁ・・・

今日は一人で沢登りを
されているそうだった。

しばらく話した後、
私達は姫次へ向かう。


たいした登りではなかったけど、
ちょっと疲れていたせいか
足取りが重くなっていて、
随分ゆっくりになってしまった。

姫次で昼食となり、カップラーメン
でも食べようかなとか考えて
いたけど、水が無かったことに
気が付いて、またしても
間抜けだなぁ と思ってしまう。

元々パンを食べる予定にして
いたから、困りはしなかったけど。


姫次から先は緩やかな降りが
ず〜っと続き、八丁坂ノ頭から
分岐して東野へ向かう。


流石にこの時間では人に会う
こともなく、どんどん降りて行く。


上は初冬の雰囲気だったけど、
途中ぐらいまで降りて来ると
秋の色付いた景色が戻ってきた。


人口植林の真っ直ぐの
林に入ると、車道はすぐそこ。


住宅街を抜けバス通りに出た後、
東野のバス停まで黙々と歩くと、
そのうち東野バス停に到着。

やれやれ、終わった〜〜 と
思ってザックを降ろしていたら、
どうも様子がおかしいようだ。

先に来ていた登山者の兄ちゃんと
ダンディーさんとが時刻表を
怪しげに見つめているので
どうしたのか尋ねると、どうやら
土日はここにバスが来ないらしい。

すかさず頭にはタクシ−か〜 と
軟弱な考えが浮かんだけど、
スパルタのダンディ−さんの一言で、
歩いて 30 分程の温泉の所まで
歩くことにされてしまった。

登山の途中なら
特に何とも思わないけど、
終わって気が抜けてると
なかなかダルく感じてしまう。

しかしこれが不思議なことに、
気合いが入るときつさが無くなる。

歩いて 30 分なのに、
次のバスの時間までは
27 分しかなかったのだ。

競歩会のような速度で歩くと
何と 18 分程で着いてしまった。

バス停で待っていると、
温泉の小型バスが迎えに
来たので、それで温泉まで行く。

温泉前で次の藤野行きの
バスの時間を見ると、
約 1 時間も後じゃないかぁ〜

一緒にバスで来た人達はさっさと
温泉へ行ってたけど、私達は
時間が中途半端ということで、
洗顔だけしてバスを待つことに。

そこへ子供連れの夫婦が来たので、
次のバスまで 45 分もあると言うと、
長げ〜〜〜!! という話に。

タクシーの方が良いけど、
ここタクシー呼べるの? 等と
話していたら何と渡りに船で、
そこへ温泉で人を降ろした
空のタクシーがやって来た。

何てラッキーな私達。 喜

予定のバスには乗れなかったけど、
タクシーのおかげで元通りに予定
していた電車には乗れたのだった。
めでたしめでたし。

帰りは立川で
居酒屋に寄り道して帰宅。

寒い状態で山道を歩いたせいか
2〜3日は脚が筋肉痛になり、
階段の登り降りをすると
結構脚がビリビリしていた。

う〜ん、やっぱり冬山には
向かない軟弱な体らしい。